Club News 002
この度宍戸・伊藝の両名でシーマンシップクラブを立ち上げさせていただきました。
セーリングとマインドフルネスを融合し マインドフルセーリングと言う造語を用いて、海から学び「シーマンシップ」を皆様に感じて頂きたいと思っております。
そしてマインドフルセーリングを通じて、自分らしく生きる為のヒントを見つけていただけたらと思います。
一般的に、普段の我々はマインドフルな状態とは程遠い所にいます。1日に処理すべき情報量は増え、なかなか心休まる時間を持てませんし、頭の中のおしゃべりは止まることなく「不安・否定・恐怖・評価・どうにもならない過去のこと・どうでも良いこと」をずっと喋り続けています。
一言で言うと「あれこれ考えすぎ」な訳です。
そうしていると、混乱して事実が見えなくなったり、否定的な声が大きくなってストレスが溜まったり、結果的にパフォーマンスも下がってしまいます。
Sailingを通じて海に出る事で海の上で刻一刻と変化する海の状況化を判断しながら自分と向き合うことで悪い循環をリセットすることが出来るのです。
それが「マインドフルネス セーリング」です。
マインドフルネスとは、そんな精神状態を意識的に改善していこうとするものであり、リラックスしているのに感覚は鋭くなり、それまで振り回されていた漠然とした不安感がなくなり、精神的に安定した自分になることができるというものです。
風を駆使して目的地に向かったり、スピードを追求しながら舵を持ち、小さな波や風の変化を敏感に感じ取りながら船を操船する事は、マインドフルネスでよく用いられる瞑想と類似します。
「マインドフルセーリング」をしながら、ありのままの「今」を見つめる。
まさにマインドフルネス。
つまり、評価判断、恐怖や否定といった感情の向こう側にいこうとするわけです。雑念や無駄な思の無いところに自分自身の静かな中心を見出していこうとするのです。
アップル創業者のスティーブ・ジョブズをはじめ多くのトップ経営者が瞑想を習慣にしていたことは有名ですが、それはこうした理由からです。
葉山の海で、私達と一緒にマインドフルセーリングを体験してください。
2020年4月6日
シーマンシップクラブ
宍戸幹央
伊藝徳雄